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デフコミュニケーション研修(現:コミュニケーションアート”DIVE”)
~言葉以外で伝える。あなたの未知なる表現力~

2016年7月1日より「デフコミュニケーション研修」はサービス名を「COMMUNICATION ART “DIVE”」に変更しました。


第1回デフコミュニケーション研修

デフコミュニケーション研修①

2014年7月8日(Tue)に大阪市中央区天満橋の「DREAMカフェ」にて第1回デフコミュニケーション研修を実施しました。研修全編で「声を使わない」この研修に15名のご参加を頂きました。講師は、Silent Voiceでも特集した尾中幸恵さんに務めて頂きました。自営業、会社員、学生など様々な職種・年代、また、きこえる・きこえないを越えた交流が生まれました。

デフコミュニケーション研修とは?

デフコミュニケーション研修は誰でも参加できる、「伝える技術」の習得を目標としたコミュニケーション学習のワークショップです。「伝える技術」を学ぶ上で、「デフ(耳の聞こえない)」の方々のコミュニケーションを参考にし、「表現力」の中の「発想力」「共感力(相手の立場で考える力)」「伝達スキル」について訓練します。
参加者は一切、声を使わずに相手に想いを伝え、力を合わせて課題をクリアしていきます。許されるのは、笑い声だけ。参加者の皆様の笑顔と真剣な表情が印象的な時間となりました。

なぜ声を使わないのか?

デフコミュニケーション研修

友人や職場の同僚とのやり取りの中で「思ったように伝わっていなかった」という、小さな事件は頻発しています。日ごろ無意識的に行っているコミュニケーションで大切なことは何でしょうか。また、コミュニケーション能力に長けているとはどういったことを指すのでしょうか。
記憶に新しい2020年のオリンピック開催国を決めるプレゼンテーションでは、「おもてなし」のフレーズが国内外で話題となり、日本人のプレゼンテーション能力の向上に注目が集まりました。この記事をお読みいただいている皆様も「あのジェスチャー」を思い浮かべることができるかと思います。そこに、「伝える技術」の存在は明らかです。
では、「伝える技術」を自発的に見つけ出していくには、どうすればいいのでしょうか。その答えが、私たちの考えるデフコミュニケーション研修であり、「声を使わない」ということです。

「声を使わない」ルールが表現力を引き出す

デフコミュニケーション研修

声を使わないというルールは、参加者の表現力を引き出します。話し手は、表情や口のかたち、そしてジェスチャーなど、伝えるための工夫を瞬時に生み出さなければなりません。また、聞き手は、相手をよく観察し、次々と表現されるメッセージを理解する必要があります。30分もこのワークを続ければ、頭がパンパンになってきます。
そこで大変参考になるのが、聴覚障がい者の「伝える技術」です。日ごろ音のない世界で生活している聴覚障がい者の表現には随所に伝えるための工夫が潜んでいます。
声を使わずに相互に意思伝達をしあうワークを通して参加者全員で、「伝える技術」を体感し、気づいた学びをシェアします。

デフコミュニケーション研修が生まれた背景

デフコミュニケーション研修

ある出会いがありました。その方は、聴覚障がい者の両親を持つ健常者の方でした。話を聞いていると、その方は手話ができないそうです。では、家庭内での会話は?…などいろいろな疑問が頭に沸きました。その答え、その方の家庭で採用されていたコミュニケーション手段は、表情や口のかたち、そしてジェスチャーでした。「目は口程に物を言う」「顔に言いたいことが書いてある」といった言葉がありますが、それをさらに進化させた状態がその家庭にはあったのです。ご本人は、それを営業の仕事に活かしているとのことでした。確かに、お客様の言いたいことを言葉以外で知れることは営業マンの強みになるでしょう。ひいては、人間関係作りにおいても貴重な能力となり得ます。
私たちは、聴覚障がい者の強みはそこにあると思いました。音のない生活というのは、そのぶん目を凝らし、視覚的な情報を最大限活用するということです。それを健常者の方々にも取り入れて頂き、仕事や、その他の生活において役立ててほしい。という気持ちから、デフコミュニケーション研修は始まりました。

今後の展望

デフコミュニケーション研修

この研修は、聴覚障がい者と健常者が共に強みを発揮しながら運営することのできる事業です。この事業を通して最終的には、聴覚障がい者の方の職域が拡大することや、職場環境・働きやすさの向上を目指します。今後はビジネスとして、より継続性と発展性を持ち、企業・教育機関・自治体など多くの方々に広げていけるように、引き続き質の向上に努めます。

最後にはなりますが、ご参加いただいた皆様、場所を無償で提供していただいた「DREAMカフェ」の村上様、本研修のコンセプトを共に考えて頂いた株式会社カエタルの上杉社長に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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