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エイドネット聴覚障害生徒向けプロジェクト

課題


日本における聴覚障がい生徒の数

日本全国には18歳以下の聴覚障がい者が約1万7千人いるといわれています。

その数は、全人口のうち2000万人いるといわれる難聴者も含めると

もっと多くの子どもたちが「きこえない」状況にあるといえます。

そのうち、1万人以上の聴覚障がい者と難聴者は健聴者と同じ学校に通っています。

聴覚障がい者の教育問題に関する討論(勉強会)のようす
聴覚障がい者の教育問題に関する討論(勉強会)のようす

「きこえない」ことの悪い影響

健聴者と同じ学校を出た生徒から

「先生の言ったことがきこえない」
「板書と教科書のみで勉強していた。授業中はほぼ自習の状態」
「授業中に発言の権利がない」
「(コミュニティにうまく入れず)進路の相談を気軽にできる友達がいない」
「情報保障を受けられる大学などの進路情報がまとまっていない」
「学校から聴覚障害について困っていることを軽視された」
「塾に通おうと思ったが、断られた」

ろう学校を出た生徒から

「ひとりひとりのレベルに合わせる進め方なので進度が遅くなる」
「勉強に対するモチベーションが低い」
「学校の先生が進路情報を持っていない」
「生徒間のふれあいの範囲が狭く、刺激や情報が少ない」

学校選択における親の葛藤〜健聴学校なのか、ろう学校なのか〜

子と親のそれぞれの希望、それと交錯するそれぞれの学校のメリットやデメリット
まるで一方を得れば一方を失うかのような選択を迫られる傾向にあります。

これらは私たちが教育に関わる前に、当事者にヒアリングした内容で
各個人(きこえのレベルや地域・環境など)によって問題は異なります。

解決策


エイドネットという選択肢

2014年、大阪で1988年から教室型塾経営を行ってきた株式会社キャニオン・マインドから
新しい教育のシステムが生まれました。それがエイドネットです。
先生(チューター)と生徒にカメラが無料貸与され、
インターネット回線を通して、北海道と沖縄の先生と生徒であっても
質問を投げかけ、答えるといったような家庭教師のレッスンが自宅で受けられるようになりました。
離島の生徒や、車いすの先生などが誕生し、
これまで等しく教育の光が当たりにくかった人々にも教育の選択肢が増えました。
インターネットを活用した最先端の方法で慣れるのに多少の時間は要しますが、
慣れればテレビの録画予約をするような感覚で使えます。
⇒提携しているエイドネットのホームページ

個別指導と情報保障の相性の良さ

エイドネットでのレッスンは完全個別式となります。
よって、ひとりひとりの聴こえのレベルに合わせ
手話・筆談・テキストチャット・ヘッドホンなどによる情報保障を行うことが可能です。
生徒の抱えている教育における問題を聞き、
適切な指導・情報提供を「伝わり合える」コミュニケーション手段で届けます。

当事者が改善していく・できるフィールド

私たちは、次に生まれてくる聴覚障害を持った子どもたちへ
問題を問題のまま繰り越さないということが大切と考えます。
このことから当然、聴覚障害を持った先生も私たちは歓迎します。
本プロジェクトでは、きこえないことは武器になります。
もちろん、手話サークルなどで活動歴のある健聴の先生も歓迎します。

学ぶ楽しさを届けてあげたい

この「エイドネット 聴覚障害生徒向け教育」では
出された問題の答え「だけ」を教える先生は要りません。
もう、解き方や答えなんてネット上にあるからです。
生身の人が教える意味、何にも代えられない出会いや学びの経験を
創っていける生徒と先生を募集します。

レッスンサンプル動画

未来


きこえないという武器を未来に活かす。

元ろう者サッカー日本代表 宮田翔実と出会って

彼は大学に入るまで、サッカーに明け暮れていました。
ボールをパスしあうことが、自分の発した声も聞こえない彼にとって
健聴者とのコミュニケーションツールでした。
彼は小中高大と健聴の学校に通い、彼自身に聞くと
きこえないことによるあらゆる苦労話はついつい時間を忘れ聞き入ってしまいます。
同時に、彼がきこえないことの壁を必死に乗り越えようと努力してきた姿に心を打たれます。
日本人口の0.27%しか居ない聴覚障害者の数奇な運命を
彼は逆手に取り、自分の能力を開発し、チャンスを掴んできました。
ろう者サッカー日本代表となり、世界の空気を吸ったとき
彼はこれまで一筋に熱中していたサッカーを手放しました。
聴覚障害者として生まれたことが自分の可能性を広げた瞬間だったのです。

彼は今、大学生ながら本プロジェクト運営の中心選手の一員として
後輩の育成のため、慣れないイベント企画や広報活動などに汗を流してくれています。

「きこえないという武器を未来に活かす。」
これは、彼だけができたという話ではありません。
多くの子ども達は彼と同じ可能性を秘め、
実行のためのエネルギーを持っているのです。

子どもたちに夢を持ってほしい

私たちはエイドネットというインターネット上の教室に努力できる環境を整えます。
子どもたちのエネルギーを受け止めてあげれるよう先生・教育コーチ一同努めます。
また、子どもたちの夢について共に考え、できる限りのサポートを行います。
「仕方ない」をいつまでも当たり前にしていてはいけない。

「障害があったから、今の自分が創られたんだ」と胸を張って
社会で活躍する新しい時代の聴覚障害者の輩出を目指します。

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