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デフアカデミー リニューアルの理由

岡松 有香
岡松 有香

NPO法人Silent Voice 
デフアカデミーは生まれ変わります!!!

before

after

2017年9月にOPENしたデフアカデミー
累計97名の方にご利用いただき、2020年9月で3年がすぎました!!
思えば、熱い想いのみをもって走り出した私たちは、その想いのみでここまで突っ走ってきたように思います。
この3年で、私たちは熱い気持ちをさらに燃やし、経験という装備を新たに3年分身に付けることができました。もちろん、当初の想いは変わらず、さらに大きくなってはいますが、理想がより明確になり、目指す道やその方法についてもさらにクリアになってきました。
デフアカデミーに出会った方達とともにさらに素敵な未来を作っていければと思っています。
私たちはこの3年間の経験や出会いを元に、アップデートをしたいと考えています。
なんとなく当たり前だと思っている毎日、だんだんと生活もルーチン化されてきてしまいます。その中で自分自身の限界を知らず知らずのうちに決め付けてしまっていることってないですか?
自分の中の当たり前を疑う。成長に貪欲になりたい。その感覚をデフアカデミーの子ども達にしっかりと伝えられるような環境にしたい!!そんな想いでリニューアルを決意しました。
かっこいい場所、新しい場所、人に紹介したくなる場所、自慢したくなる場所、何にでも挑戦できる、なんだってできるんじゃないかな、そんな風に感じることができる場所にしたい!!そう思っています。

業務の断捨離

私たちサイレントボイスはデフ(聞こえない・聞こえにくい人)と聴者(聞こえる人)の割合が同じになるように働いています。そこで難しいのが情報共有。私たちはとにかく見える化を!という意識を強く持ち働いています。そのため旧事務所のかべはほぼホワイトボード、情報は書いたり貼ったりとどんどん見える情報量が増えていきました。そこで起きたのが、もう見ていない情報が置き去りになっている、ということです。ありすぎる視覚情報に慣れてしまい、整理されていない環境で働くことにさえも慣れていってしまいました。

よく頭の中が整理されていない時は机の上や部屋が散らかっている、なんて話を耳にしますが、私はその通りだな、と思っています。ごちゃついている環境ではやはり新しい発想が出にくかったり、物を探しだす作業に予想以上に時間を要したりしていました。
これは子どもが成長できる環境とは言えない!!いらない物は捨てよう!(物も情報も!)ということで、大掃除大作戦が始まりました。効率や成果を重視し、一番いい環境とは?を全員で意識統一しながら断捨離を進めました。
物があるからそこにまた物をおいてしまう、置き場所を決め、必要な量を決め、みんなでそれを守っていくことで徐々にごちゃごちゃした事務所はすっきりとしていきました。それと同時にやはり頭の中も整理されて行ったように思います。事務所に置いてあった物を本当に必要かどうか?他に片付ける方法はないか?についてたくさん議論した結果、机や椅子、書類、文房具など全て合わせると半分以下にまで減らすことに成功しました。
現在は仕事の効率化についても考えています。習慣化して行っている作業や重複している業務などを全て洗い出し、業務に関しても半分以下に圧縮することができるのではないか?と作業を進めています。より効率的に仕事が完結できるようになれば、質の向上、デフアカデミーの改善に今よりもさらに時間を割いて議論することができると考えています。

3年間の集積をことばに

「頑張りたいデフが活躍できる社会に!!」この想いで3年間走ってきました。私たちは私たちやデフの可能性や、想いは必ず形にできると心から信じています。私たちに足りない部分は「伝えること」だと感じています。身近な人からデフにあったこともない人まで、私たちは想いや活動を伝えていく必要があると考えています。そのためには様々な人に伝えられる「ことば」を持つ必要があります。それをこの3年間の経験を言語化をしていくことがいま私たちがするべき最大のミッションです。

デフアカデミーが目指すこと

デフアカデミーで関わることになった人に必ず伝えていることがあります。それは、「〇〇だからできない、なんてことはない!」ということです。子どもだからできない、アルバイトだからできない、実習生だからできないなんてことはない。逆に、大人だからできる、社員だからできる、経営者だからできるなんてこともないんです。できることは全てその人の努力に付随していると私は思います。もちろん、絶対、ではない。でも、みなさんが想像するよりはるかに、絶対できないことは少ない、そう思います。
こうなりたいを決め、そこにたどり着くための方法を真っ直ぐに考えていく、これだけでいいと思っています。できなかった理由を並べることに意味はありません。
当たり前のレベルをあげる、ということもデフアカデミーで目指したいことの一つです。自分の当たり前と、他人の当たり前は全く違います。目標があるのであれば、すでに実現している人の当たり前の中に身を置くのがいいと考えています。デフアカデミーでは、「東大にいきたい!」という子がいれば、東大生と交流を行います。「弁護士になりたい!」と子どもが言えば弁護士の方を探します。いつも、そういう場所でありたいと思っています。周囲の大人が「無理だ」と決め付けている場面に直面することがよくありますが、その環境の中では確かに「無理」になるんだと思います。私たちが目指すことは、いつだって子どもを「信じる」ということ。そして実現にむけて一緒に考え、よりいい環境を提供をします。何に対しても言い訳ができない環境に身を置くことで人は初めて自責思考的に考えることができるようになる、とわたしは思います。

生まれ変わったデフアカデミー

今回のリニューアルは単に内装を変えるだけのものではありません。
よりよい環境に身を置くことで助けられるだけの存在ではなく、自ら作り出す側へいってほしいという思いを実現するために、私たち自身の心もリニューアルし、歩み続けます。

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この記事を書いた人
岡松 有香
岡松 有香
手話の話せる言語聴覚士 / NPO法人SilentVoice理事 デフアカデミー谷町六丁目校 児童発達支援管理責任者  高校でタイの聾学校にボランティアで訪れた際、手話と出会う。 彼らのコミュニケーションに魅了され10年前より手話の学習を始める。 大学卒業後、言語聴覚士資格取得のため専門学校へ通い、その後回復期リハビリテーション病院で勤務。0歳~107歳までのリハビリ・ハビリテーションを担当。 その後、縁あってSilentVoiceと出会い、2017年9月、デフアカデミー谷町六丁目校の開校と同時に転職。自身の手話の技術と言語聴覚士の資格や経験を活かすことができるこの職を天職だと感じている。 2019年度より経営メンバーに加わることとなり、様々な角度からろう難聴児への私たちだからできるサポートを実現すべく日々奮闘中。
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