私たちは「聴覚障害者の活躍の場を増やす」ために2016年に誕生しました。しかし、聴覚障害者/児に対象にした活動のみでは、いわゆる健常者との関係性は固定的なままだと気づきました。株式会社Silent Voiceは活動範囲を社会全体に広げて、人と人の協働に新しい価値観をもたらすことを目指しています。(聴覚障害者/児に向けた活動はNPO法人Silent Voiceが継続しています)
例えば、耳の聞こえない子どもは、未来も“聴覚障害者“として生き続ける必要はない。過去は未来を規定する理由にはならないし、「これまで」が「これから」を制限するような社会にはしたくない。目指したい未来を目指せるシーンを少しだけ増やしていこう。
偏差値や年収、健常者と障害者など、優劣のものさしが一つしかないというのは不幸だ。ものさしがいくつもあり、自分で選択できることで、もはや優劣でもない尊重の世界観が広がると信じて。優劣のものさしが変わるような体験を軸に事業創造をしていこう。
伝えたいことが伝わらない。
その瞬間にあふれだすものは
いったいなんなのだろう。
どうしてわかってくれないの。
そんな悲しさや悔しさかもしれない。
もう期待するのはやめよう。
そんな怒りや無関心かもしれない。
でもやっぱり伝えたい。
そんな想いや願いかもしれない。
それらはすべて良くも悪くも
はかりしれない熱量を秘めている。
このエネルギーをわかりあうための
前向きな原動力へ変えるために。
わたしたち「Silent Voice」グループは、
DEAF(ろう者・難聴者)と聴者が生みだす
「伝わらないからこそわかりあえる」新しいアイデアを届けていく。
さまざまなちがいがある人たちがあきらめずに
「伝わらないほど あふれだすもの」を力強く伝えあいつづける。
もっとにぎやかな社会をめざして。
私たちはいつも、「共通点を探す」ことを
大切にしています。例えば言語や思想が違っても、
たったひとつ「共通」のものが見つかるだけで
急に親密に感じられたりする。
「聞こえる・聞こえない」というひとつのテーマから、全ての人間に「共通」のテーマが見つかったりする。
それほどの「違いを超え、現状を変える力」が
「共通点」にはあるからです。
異なる2つのものが重なり合うところから、
社会を変えていくエネルギーが生まれる。
私たちの新しいロゴには、そんなメッセージを込められています。