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「無言語©でなぜ組織は変わるのか?」~前編:コミュニケーションの心技体~

桜井 夏輝
桜井 夏輝

桜井

Silent Voiceの桜井です!こうして自社サイトに記事を投稿するのは初めてです。今回は私の仕事の一つである無言語©コミュニケーションプログラム“DENSHIN”について述べていきます!

そもそも無言語©コミュニケーションプログラム“DENSHIN”って何!?

無言語©コミュニケーションプログラム“DENSHIN”(以下より無言語©)は、

「耳栓をする」「日本語や手話などの言語を禁止」「伝わることをあきらめない」等の環境下でコミュニケーションをすることで、コミュニケーションの本質である、”スキル以外の要素”を変革・向上させるコミュニケーション研修です。<無言語©の紹介映像はコチラ>


開始から4年目に突入した今では、受講者数は2000人600企業・団体を突破しました。
4年経過する現在も弊社売上の半数が無言語©のリピート受注です。
今回はそんな無言語©に関して「無言語©でなぜ組織は変わるのか?」というテーマで解説をしていきたいと思います!

0.「無言語©でなぜ組織は変わるのか?」の結論

無言語©でなぜ組織は変わるのでしょうか?
これまでの数々の研修現場の結果から、あえて冒頭に結論を申し上げます。
 
 
コミュニケーションのあり方が変わるからです。
 

この記事では前半と後半に分けて4つの観点から「無言語©でなぜ組織は変わるのか?」を考えていきます。

1.【前編】コミュニケーションのフレームワーク~心技体~

2.【前編】研修計画のパラダイム~ドべネックの桶モデル~

3.【後編】無言語©のメカニズム~マインドとスタミナ~

4.【後編】ゴールまでのプロセス~3wayと2step~

 
 

1.コミュニケーションのフレームワーク~心技体~

桜井

コミュニケーションってなんでしょうか?双方向の情報伝達?目的を達成するための手段?それとも生きる目的?様々な定義が可能だと思いますが、ここではビジネスにおけるコミュニケーションに限定して進めたいと思います!

まずはコミュニケーションの全体像として、コミュニケーションの心技体というフレームワークを提示したいと思います。
次に、企業で実施されるような研修は心・技・体のどれに分類される傾向があるかを示し、イメージを膨らませていきたいと思います。

■技=スキル

一般的なビジネスマナー研修やロジカルシンキング研修などはスキル(技)の強化の要素が大きいでしょう。また、身振り手振りや表情力、観察力などの非言語コミュニケーション力を高める研修も、スキル(技)に分類できるでしょう。

■心=マインド

それに対して、自己啓発セミナーなどはマインド(心)傾向が高いと一般的に言われます。「伝える」技術ではなく「伝わる」意識への変容を促す内容であったり、「情報」の理解ではなく共感(「情報」+「背景」「感情」の理解)の大切さを伝えるようなものがマインド系です。

■体(力)=スタミナ

コミュニケーションの体(力)=スタミナという概念は弊社のオリジナルな言葉なので詳しく説明します。数年前から普及し出したグリットという言葉をご存知でしょうか?スタミナはグリットに近い概念です。

グリットとは?

「グリット」(grit)とは、「困難にあってもくじけない闘志」「気概」「気骨」などの意味を表す英語で、成功者に共通の心理特性として近年注目されている、「やり抜く力」のことです。心理学者でペンシルヴァニア大学教授のアンジェラ・リー・ダックワース氏が、「社会的に成功するために最も必要な要素は、才能やIQ(知能指数)や学歴ではなく、やり抜く力である」という「グリット」理論を提唱して以来、教育界や産業界をはじめさまざまな分野で大きな反響を呼んでいます。

日本の人事部TOP 人事キーワード 「人材開発」キーワード一覧 グリット

本編では「コミュニケーションをあきらめない気持ち」と理解しておいてもらえば問題ないです。例えば、外国人から突然話しかけられたシーンなどを想像してみてください。言葉が分からなくても伝わらなくてもあきらめられない体験をすれば、スタミナは自ずと鍛えられていきます。

桜井

研修でマインド&スタミナを解説するとき、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組で、タレントの出川哲朗さんが外国人とコミュニケーションを取る企画を思い出します(笑)その中で、英語のスキルが高い女性タレントよりも、英語の語彙数は少ないが出川さんの方が伝わるというシーンを幾度となく見ました。コミュニケーションの観点から分析すると、これは出川さんはマインド&スタミナが高いからと説明することができます。

■最後に

コミュニケーションのフレームワーク~心技体~の中で、無言語©はマインドおよびスタミナ※に特化したコミュニケーション変革プログラムです。そして、無言語©はどのようにマインド&スタミナを向上させるかは後編で説明します。
※ただし、多くの受講者が身振り手振り、表情力、観察力などの非言語的コミュニケーションスキルも副次的に高くなる傾向にあります。

2.研修計画のパラダイム~ドべネックの桶モデル~

桜井

私は年間約150回ほどの企業研修に携わっていますが、コミュニケーションに課題を持っている企業は多いです。多いというか、私の経験的には100%です。では、なぜコミュニケーション課題を解決しようとしないのでしょうか?

実は改善しようとはしています。しかし、改善方法に問題があります。
それはコミュニケーションのマインド&スタミナではなく、スキル教育に人財育成のリソースを注力していることです。ただし、新入社員など業務の習熟度が低い対象者にはスキル教育は有効です。リーダーシップのSL理論などを参考にしてください。いくらマインドがあっても、業務上のスキルを学ばないと何も始まらないこともあります。個々の習熟度に合わせて、マインド&スタミナとスキルの教育比率は検討してください。

SL理論(Situational Leadership Theory)とは?

SL理論では、縦軸を仕事志向、横軸を人間志向の強さとして4象限に分け、それぞれの状況でリーダーシップの有効性(指示決定の指導の強弱、説得・参加型スタイルなど)を高めていくにはどうすれば良いかを示している。

SL理論(Situational Leadership Theory)

■なぜスキル教育への偏重が起こるのでしょうか?

・やった感があり、報告しやすい
・変化のイメージを持ちやすい
・そもそもマインド、スタミナという領域を認識できていない
という大きく3つの要因が多いです。

■実際にスキル研修だけをやってみるとどうなるでしょうか?

・人事部など研修企画サイドのやった感は担保される
・しかし、受講者は学んだスキルの継続発揮はできない
・マインド、スタミナという領域を認識していないのだから、変えられない
という結論になることが多いです。

■スキル教育偏重の理由は「測定しやすい」から

マインド&スタミナは見ることも測定もしづらいですが、スキル(「論理的思考力」や「マクロ使える!」」とか、)は目に見えにくいけれども測定はしやすいですね。
それなら測定しやすいスキルに教育投資した方がいいよね?!というロジックも分からないでもないです。

■マインド&スタミナがパフォーマンスに直結

各国、各企業、研究機関で発表されているレポートをぜひ見てほしいと思います。特にHR業界では「心理的安全性」「コンピテンシー」「PERMA(パーマ)モデル」「承認の文化」などが今でも(だから)キラーワードです!この中にはマインド&スタミナのように目に見えないものが組織パフォーマンスを変革させていくことを学術的または実践的に証明したものも含まれます。

桜井

これらキラーワードについては、後日体系的にまとめて発信させていただく予定です!お楽しみに!

■研修企画はドべネックの桶で考える

では、これらをふまえて研修計画をどのように立てればいいでしょうか?
ここで研修計画の新たなパラダイムとして、ドべネックの桶という概念を用いて説明したいと思います。

一番低い板の高さ以上に水を貯めようと思っても物理的に無理なのと同じように、マインド&スタミナの板は低いままスキルの板を増築していっても、変化やパフォーマンスにはつながらないでしょう。スマホのOS(マインド&スタミナ)のバージョンが古いのに、ハイスペックなアプリ(スキル)を入れても作動しないという比喩にも似ています。

■最後に

ぜひ読者の皆さんも研修企画をドべネックの桶モデルで考えてみてください!特に自社のマインド&スタミナとスキルの比率を一度見直してみてほしいと思います。
すると、今まで実施していたスキル研修にも意味がもっと発見していけるはずです!

桜井

前編はここまで!「3.無言語©のメカニズム~マインドとスタミナ~」「4.ゴールまでのプロセス~3wayと2step~」もお楽しみに(^^)/

 

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この記事を書いた人
桜井 夏輝
桜井 夏輝
Silent Voiceの創業メンバー&取締役。組織風土コンサルタントとして上場企業等のコミュニケーション顧問を担う。幼少期をシンガポールで過ごし、社内の半数がDEAF(聞こえない聞こえにくい人)であることから、多様な人や考え方の中で生き抜く力を培った。現在、責任者を務める「無音空間で言葉を使わない」無言語©コミュニケーション研修は、アシックスやドコモ、オムロンなど多くの先進的な企業が導入している。同研修はNHKや民放各局を中心に数々のメディアに掲載され、今後の時代に求められるコミュニケーションのあり方として注目を浴びている。

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